こんにちは!白忍者魔魚(まお)です!
自律神経のお話1で、自律神経はどんな働きをするか、どうして狂ってしまうのかをお話しました。
この、自律神経のお話2では、対処法についてお話ししていきましょう。
自律神経を調整するのに良い方法を5つ提案させていただきます。
- 1、お風呂に入る
- 2、身体を動かす・マッサージをする
- 3、体の声に耳を傾ける
- 4、集中して休む時間を作る
- 5、バランスの良い食事
1、お風呂の入り方について
まず一番気軽に誰でもできそうなことがお風呂です。
お風呂は体を緩ませるという代表格ですが、熱い温度よりもぬるめのお湯にゆっくりと浸かるのが良いのは広く知られています。
私は長風呂が苦手なたちで、ぬるくても長くは浸かっていられません。
リラックスできなければ意味がありませんので、体の緊張をとる意味での入浴は、お風呂が苦手な方は無理せず、ご自身のペースでお風呂に入ってください。
ただ、血行が良くなるまでは浸かってくださいね。
半身浴も、最初に10秒だけは肩まで沈んでからされると、効果が上がります。
また、足先などがすぐに冷えてしまわれる方は、お風呂からあがられる前に、水のシャワーを足先にかけてから出られると後で冷えにくくなる様です。
十分に温まった後に、10秒くらい足の先にお水をかけてみます。
慣れてくると膝下まで冷やしても大丈夫になりますが、無理をしないでくださいね。
冬場は、心臓への負担が心配な方もいらっしゃるでしょうから、いきなりかけずに少しずつかけてみてからにして下さいね。
もし、寒く感じる様であれば、もう一度湯船に足をつけてから出て下さい。
この寒暖差が、血管を広げたり、縮めたりと刺激を与えてくれます。
血管の内側から出るホルモンもあり、血流の刺激がないと分泌されません。
これは、血管の拡張と水分の排出に関係し、むくみを改善させる作用があると考えられています。
季節の変わり目に出る不調の多くは、自律神経に関係していますので、その中でも特に水分のコントロールは、不調をコントロールする上でとても重要になってくると私は考えていますが、どうでしょうか?試してみてください。
2、身体を動かす・マッサージをする
さて、さらに日常のちょっとした時間にできることが、「耳マッサージ」です。
身体を動かすと言うのは、体操やジョギングだけではありません。
<血のめぐり>を良くすることがとても重要です。
今、世の中ではちょっとした「耳マッサージブーム」ですが、どんな形であれ耳の周囲の血行が良くなることで悪いことはありません。
耳と不調の関係はとても深い様に思います。
東洋医学では、耳にツボがたくさんあるとされている様です。
全身にあるツボの数は、世界で認められているのは361、実際の数は何と700を超えるそうです。
ですが、そのうち耳にあるツボの数が、両耳を合わせて、なんと、なんと!360以上もあると言われている様です。
半数が耳に集中している計算になります。
すると、ピアスを開けてしまったら、そのうちのいくつかが失われる計算になるのでしょうか??
中国では、「耳は体を表す」と言われるようで、耳を逆さまにした形が胎児にそっくりであることなど、体そのものであると言うのは納得してしまいますね。
さて、そんな耳ですが、外に出ているところだけではなく、いわゆる中耳、内耳と言われる部分が、体調に大きく影響している様です。
詳しくは別の記事「気象病ってなんですか?」をご覧ください。
ここでは、完全に外に出ている部分のお話をします。
耳の揉み方には、さまざまなやり方がネットや雑誌で紹介されていますので、ご自身に合ったやり方でなさって下さい。
ツボを調べてみるのも面白いかもしれませんが、その他にもネットを検索しただけでも様々なものが出てきます。
これでなければダメというものは一つもありません。
ただ、肩こりや頭痛のひどい方の中には、自分で触っても痛くて触ることができないという方もいらっしゃいます。
そういう場合は、無理に触ると後で痛くなったり、痛くて触るのが嫌になってしまうなどしますので、無理はしないで、タオルを使ってマッサージをすると良いでしょう。
ハンドタオルがあれば、耳にあてがってタオルごと動かしてマッサージをします。
少しタオルに霧吹きをするなどして水分を補い、電子レンジで少し温めてから使うとさらに効果が上がります。
耳や、目を温めるのはとても気持ちがいいもので、眼は、パソコンの見過ぎなどでの眼精疲労をやわらげるのに、このタオル温湿布はとても良いです。
ただし、充血をしていたり、炎症が起きている場合は温めずに冷やしてください。
もし気象病など、気圧の変化で体調が悪くなる様な方がいらしたら、温めたりマッサージをしたりと、首から上の血行を良くすることは、症状の緩和に効果があります。
ただし、「血管拡張型の頭痛」など、痛い最中に温めると逆効果の頭痛もありますので、よくご自身の症状を見極めて下さい。
もし、日頃から頭痛がひどい場合は、「脳神経内科」あるいは「頭痛外来」などを受診して先生の指導を受けて下さいね。
私のおすすめは、「2ミリつまみ」です。
耳の触り方には様々あるとお伝えしましたが、どのメソッドも優しくマッサージしていることが多い様です。
私は刺激追求型なので、ツボを押して「痛い!」って感じると、なんか効いている様な気がしてきます。
ですから、触って痛い方や、皮膚が弱い方はやらないでいただきたいのですが、耳の端の部分を「2ミリ」だけ摘むように、ほんのちょっとだけ人差し指と親指で摘んで、ぎゅっと力を入れます。
大概の人は飛び上がりますが、別にいじめて楽しんでいるわけではありません。
耳たぶの下から始めるといいのですが、一番端の部分をほんの少しだけ摘んで力を入れ、耳の端に沿って、少しずつ摘む場所を耳の上へ向けて揉んでいくだけです。
摘んでは、隣に少しずらして、耳の周囲を一周します。
これだけで、一気に血行が良くなるのがわかりますか?
そして、体の血行が少しずつ良くなってきたら、ストレッチや軽い体操、そしてヨガ、ウォーキング、ジョギングと負荷を徐々に上げるのがいいでしょう。
体にいいからと自分には大きすぎる負荷をかけた運動は、かえって身体を悪くしてしまいます。
さあ、それには次の3、自分の体の声に耳を傾けるが重要になってきます。
3、自分の体の声に耳を傾ける
自律神経が乱れてしまう人の特徴に、「いい人」と言うキーワードがある様な気がします。
これは、全くデータがなく、ただの私の主観です。
こんな事を言ってしまっていいのでしょうか?
「いい人」と言うのは、周囲の環境や、周りの人たちの都合に自分を合わせることができる人です。
自分の都合は後回しなんですね。
そう言うタイプの方々は、なるべく環境に合わせようと体も努力するんだと思います。
すると、激しい変化がきたときに、その都度しっかりと合わせようとして、頑張るうちにだんだん体が合わせられなくなってしまい、辛くなってしまうのではないでしょうか?
かえって、合わせられない、合さないと言う人たちは、環境に合わない辛さはあっても、元々合わせる気がないので、変化についていけなくとも自分のペースは守れているわけです。
そこが大きな違いかもしれないと、なんとなく思っています。
違っていたらごめんなさい。
では、苦しくなった人たちはどうしたらいいかというと、自分に「どうしたいか?」を聞く訓練をしていくことが重要です。
寒いか、暑いかとか、お腹がすいたとか、簡単なところではトイレにすぐに行っているか?と言うのも面白い例です。
不調の人の中には、自分の排泄のペースを、そうしなくてはいけないわけでなくとも、都合の中で我慢してしまう傾向がある人がいます。
例えば、ここまでやったら、もう少し、あとちょっと、と頑張ってしまったりしませんか?
本当に、手の離せないこともあるでしょう。
でもそう言う傾向がありませんか?
主導権が、自分の体ではなく環境にあることが多くありませんか?
仕事を抱えていたら、トイレの休憩も時間を決められていたり、あるいはそうそう仕事場を離れられないと言う人もいるでしょう。
これが当たり前になっています。
これが積み重なると、一体自分が疲れているのか、お腹がすいているのかと言う様なことも、鈍感になっていきます。
もちろん、トイレ同様、食事の時間も決められていますから、勝手な時間に食事は摂れないのが普通です。
ですが、お腹が空きすぎて、食べられなくなる様なことを経験されている方もいらっしゃるでしょう。
果たして、それは自然なことでしょうか?
職場の環境は、敏感な方には本当にたくさんの困難があります。
室内の温度についても様々議論があります。
夏でも常に膝掛けは女性の必須アイテムですね。
でも、そう言った過酷な状況だからこそ、自分の体のほうんとうの声をしっかり聞いてあげてください。
そして、環境に対して受動的、防御だけになりすぎない様に工夫が必要です。
それが、ひとつ前の身体を動かす・マッサージをするの項目になるわけです。
職場で、座った状態でできる体操もたくさんあります。
追々ご提案していきますので、ぜひ参考になさってください。
体操も、めんどくさいとか、体が硬いからとか、時間がないとか、色々な理由があるかと思います。
ですが、めんどくさがりで、体がカチカチの私が一念発起して始めたストレッチで、不調が劇的に良くなったので、ご自身の殻を破っていただきたいと思います。
運動は、まずどの程度の動きができる身体なのかを、ひとつひとつ丁寧にみていくことが大切です。
- 1、無理に動かさない
- 2、辛いことはしない
- 3、少しずつ続ける。
この3つが重要です。
4、集中して休む時間をとる
さあ、自分の体の声に耳を傾けたら、やはり休みたいと言うでしょう。
当たり前です。
筋肉は、ずっと緊張することで疲労します。
緊張と弛緩のバランスができないのが自律神経失調だとお話ししました。
ですので、強制的に緊張と弛緩の状態を作ってあげることが大事です。
ほんの少しで構いません。
例えば5分だけでも「5分思いっきり休むぞ!!」と言ってしっかり5分休むのと、なんとなくずるずる5分間、時間を過ごしてしまうのでは違うでしょう。
自律神経のところでお話しした「めり」さんと「はり」さんのお話です。
5分しっかり休んだら疲れが取れるか?と言ったら取れないでしょう。
これは、自律神経が自分のペースで動いてくれるようにする訓練ですから、疲れが取れるまで休むと言うのとは違います。
力を入れるところと、緩めるところの感覚を体に気がついてもらうことです。
ですので、休み終わったらしっかりと「よし休んだぞ!!」と思うことも大切です。
身体を緩めるためには呼吸が大事です。
呼吸が浅いと、リラックスすることができなくなります。
気象病の記事で詳しくお話ししていますが、深い呼吸を心がけしっかり履くことができると体もリラックスしやすくなります。
5分間でしっかりと深い呼吸をするだけでも違うでしょう。
その時は、吐く息を長めにゆっくりすることがコツです。
通常は鼻だけで呼吸する方がいいですが、もしリラックスをすることが目的であれば、鼻で吸って口を大きく開けた状態でハーっと吐くと、体が緩みやすいです。
やってみて、自分の体の声を聞いてみてください。
5、バランスの良い食事
もちろんちゃんと栄養をとった方がいいのはわかっているけど、なかなかできないよね。っと思っているのが、普通でしょう。
最近は、どんな加工食品も様々な添加物が入っているのが普通で、入っていないものはないです。
しかも、野菜の栄養素は昔に比べて半減しています。
ですから、栄養士さんが栄養を計算してできている様なお食事はほぼ普通の人には無理です。
では、どうしたらいいでしょうか?
これは、もうすごくシンプルです。
旬のものを食べてください。
春には、芽吹いてきた蕗のとうや山菜。やわらかい葉物。
夏には汗を補給してくれるスイカ。
秋は、かぼちゃ、柿など果物もたくさんあります。
冬には大根やネギ。
もっと季節の食べ物はたくさんあります。
そして、できたら地元でできたものを手に入れてください。
東京でさえ、東京野菜というのはたくさんありますし、農家さんもたくさんあります。
毎食、そうする必要はなく、機会があれば手に入れてそれを楽しんでください。
ほうれん草などは、生でもサラダで美味しくいただけますので、調理法にこだわる必要もありません。
その代わり、いいお塩や調味料を使って、化学調味料を避けることが重要です。
体に悪いということよりも、味覚が敏感になっていきますので食べる楽しみが増していきます。
美味しいお塩は、本当にそれだけで他に何もいらないくらい、お野菜との相性は抜群です。
ゆで卵でさえ絶品の前菜に変化します。
季節を感じる気持ちも、自分の体の声を聞くのと同じで、自分の聞こえない声のメッセージを受け取る練習になります。
外側でなく、内側に目を向けることで自律神経の不調は改善していくと、私の経験からおもいうことです。
まずは、ちょっとお試しください!
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